肥満でメタボの診断基準に当てはまる。しかし、実はある病気が原因だった・・・
読売新聞2月27日の「医療ルネサンス」”ホルモンの病気”の特集の中で、肥満状態でメタボに当てはまるが、実は意外な病気のせいでメタボ状態だったという例が紹介されていました。
これはある種ショッキングな内容です
ある70代の女性が急激な肥満になり、息切れや高血圧の症状で病院を受診。すると、メタボリック症候群の状態で心不全にも陥っていた。服薬、ダイエットなどを試みたが、体重が減らないので、再度精査すると、副腎皮質に腫瘍があり、そこから出ているあるホルモンが過剰分泌になっていた。
そのせいで「クッシング症候群」という病気を発症していることが判明した。
このような例ですが、その後手術して体重は20キロ減ったそうです
肥満で単にメタボだと思っていたら、実は副腎皮質の病気からくるホルモン分泌異常で、そのせいでダイエットも無効、心不全まで起していたということですね。
「クッシング症候群」は、女性が男性に比べ多く、中高年に多い病気です。症状は、高血圧、糖尿病、脂質異常、体重増加、骨粗しょう症、首の付け根の脂肪こぶ、顔面が丸くなる、皮膚が薄く出血しやすい、などです。
そして、驚きなのが、「メタボと言われた人の中には、クッシング症候群の患者がかなり紛れ込んでいる」という、東京医科歯科大学教授のコメントです
ずっと以前から肥満で、その経歴の長い人はともかく、割と短期で肥満になり、メタボの疑いで色々とダイエットなど努力しているのにどうも様子がはかばかしくない、と言うような人で、このクッシング症候群の症状に当てはまりそうな人は、この記事のことを頭の中にいれておいたほうがいいかもしれません
肥満→メタボ、しかし両者の間には別の病気が潜んでいる可能性があるわけですね

